高齢視覚障害リハビリテーション分科会で講演しました。

10月19日、20日と新宿区にて開催された視覚障害リハビリテーション協会主催、高齢視覚障害リハビリテーション分科会にて弊社デイサービスでの視覚障害への支援の実例や運動継続の工夫などを中心にエバーウォーク両国の舟越が講演して参りました。当日は日ごろから視覚障害に関わっている眼科医の先生や視覚障害当事者、相談支援専門員など多種多様な方々にご清聴いただきましたことを改めて感謝申し上げます。

昨今の日本における視覚障害者164万人のうち、多くの方が高齢化となっている背景をふまえ、65歳を超えるとこれまで障害者福祉サービスを受けていた方は、視覚障害であっても、介護保険に切り替わり、これまで受けていた障害福祉サービスを受けられなくなる(サービスが減少する)という、通称「視覚障害者の65歳問題」について制度や視覚障害特有の課題を発見することができました。一般的にわかりにくい「社会保障制度の選択優先順位」という制度の谷間で困っている人をサポートするために課題や対策をディスカッションしていく上で、今後エバーウォークデイサービスで受け入れるかもしれない利用者像がより明確になり有意義な時間となりました。

日頃から介護保険による運営のデイサービス(通所介護)の職務上、介護保険領域に関しての最新情報はかかさず取りにいくことを努力していましたが、なにより、視覚障害当事者(他の障害福祉当事者も然り)をこれから数多く支援していく中で、社会保障の3法(医療保険、介護保険、障害者総合支援法)に精通し、ケースバイケースで組み合わせてオーダーメイドの相談支援ができる介護分野の人材(ケアマネージャー、サービス提供者等)がもっともっと必要だと強く感じました。今回の機会で視野がまた拡がりました。今後も地域住民のみなさまの為に相談支援で応えられることや運動支援などのサービス提供を真摯に取り組んで参ります。
エバーウォーク両国
管理者 舟越智之

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